プログラム day1 17:15〜18:00
日本酒の話

セッション内容

モノづくりと言えば、手芸・工芸・電子工作などを想像すると思います。
食べ物だってモノづくりの一つ。
日本で伝統的に造られてきた日本酒の造り方を、実際に造られている二ノ宮さんにお話していただきます。

比翼鶴酒造と言えば、今では毎年十万人以上の人が集まるお祭りになっている城島酒造開きに参加している酒蔵なので飲んだことあるという人も多いかもしれません。
福岡のスーパーなどでも普通に置いてある庶民的な酒を多く作っている酒蔵。

明治28年(1895年)創業の120年に及ぶ古い歴史を持っています。
鎌倉将軍から授かった家紋の比翼の鶴を蔵の名前に据えたというさらに古い家系を持っていらっしゃいます。
比翼鶴の由来は長恨歌。
そうあの漢文の教科書にも載っている長恨歌。
唐の詩人白居易によって歌われた唐代の玄宗皇帝と楊貴妃の哀しい物語。
「天にあっては比翼の鳥のように」「地にあっては連理の枝のように」という一節から来ています。
その名前に見合う余韻の深い日本酒を長きに渡って作り続けています。

何気なく飲んでいる日本酒も、美味しい味を安定して引き出すには大変な苦労がかかっています。
肉体労働もありますが、それだけでは美味しい日本酒はできません。知恵も必要です。
頭と身体を両方使いこなして美味しい日本酒を作り出しています。
その秘密の工程を、今回は特別に披露してもらえるそうです。

1日目終了後の懇親会では比翼鶴酒造の日本酒が飲めます。
懇親会にも是非ご参加ください。

講演概要

お酒造りの話をします。お米が発酵して日本酒になるまでをみなさんと一緒に見て行きたいと思います。
造り手の目線からみなさんに発酵の世界を紹介出来ればと思います。


登壇者紹介

比翼鶴酒造 杜氏, 和傘保存会会長

二ノ宮 啓輔

比翼鶴酒造常務取締役、杜氏を兼ねた蔵元

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主催:つくると実行委員会

企画・運営