プログラム day2 11:00〜11:30
軍艦を造るということ

セッション内容

戦車・戦艦・戦闘機。
軍で使われている兵器に一度はワクワクしたことのある人も多いはず。
映画が好きな人なら、戦記物ばかりではなく、SFなんかでもよく小道具として出てきます。
現代の刑事物なんかでも銃は欠かせない小道具で、意識したことなくても兵器は意外と身近な存
在になっています。

戦争によって文明が発展すると言われるほど、兵器には科学、工学の最新の知見が惜しみなくつ
ぎ込まれています。
兵器につぎ込まれる開発費は莫大で、それだけで最先端の設備がすごいのかを物語っています。
特に兵器の価格、特に戦車・軍艦・戦闘機なんかは信じられないほど高価です。
しかしその仕組みが実際にどうなっているかはまさに軍事機密なので一般には公になることはほ
とんどありません。

でも秘密だからこそ知りたいですよね。
今回は、著作も多く出されている在野の軍事研究家の川口さんにお越しいただいて戦艦の仕組み
についてお話していただきます。
自衛隊の人や軍需産業の方には頼んでもまず話してはもらえませんが、在野の研究家ならそんな
しがらみはありません。
モノづくりというキーワードで兵器の話が聞けるのは、全国広いといってもこのつくると!ぐら
いです。

普通の商船と戦艦では裏側が全く違う思想で造られていると語る川口さん。
この方の軍事関係の知識の幅広さ深さを超える方に未だ出会ったことがありません。
豊富な資料をわかりやすく紐解いて、話してくださいます。

この講演を聞けば、あなたも戦艦が造れるようになる。

講演概要

商船も軍艦も同じ「ship」ではあるが、軍艦には商船に存在しない、軍艦ならではの特徴が存在する。外見上よく目立つ武装や電子装備のみならず、外からは分からない船体構造にも。軍艦が有するユニークな船体構造を紹介し、軍艦を造るとはどういうことかを考える一時。

登壇者紹介


在野の軍事研究家

川口大輔

1975年福岡県生まれ。福岡大学附属大濠高校卒業後、九州大学文学部入学。さらに九州大学大学院文学研究科に進学し、歴史学を専攻する。2003年3月に単位取得退学。軍事史学会会員。

関連書籍

  • 著作『海上保安官』
  • 雑誌『世界の艦船』に掲載など

主催:つくると実行委員会

企画・運営